【解説と設問を発表】二酸化炭素の排出量取引、東証で実証実験開始【SDGs英語ニュースについて議論する】第34回 10/8(土)10時@オンライン
ワークショップ第34回「CO2排出量取引、東証で実証実験開始」のご案内
「SDGs英語ニュースについて議論する」は今後のビジネス・社会の動向、国際関係を知るためには必須の内容です。今回のテーマはSDGsの13番目の目標「気候変動に具体的な対策を」です。
目標13 気候変動に具体的な対策を
“気候変動から地球を守るために、今すぐ行動を起こそう”
日本でも2022年9月22日より東京証券取引所で二酸化炭素の「排出量取引制度」が始まりました。いよいよ「カーボン・プライシング」構想が本格化します。
【NHK】二酸化炭素の排出量に応じてコストを負担する「カーボンプライシング」の導入に向けて、経済産業省は、企業などが排出量を売買す…
日本国内では東京都などの一部自治体他等で2010年から、排出量取引制度はスタートしましたが、通常の市場取引のプラットフォームで売買されていなかったことから、取引は拡大してきませんでした。しかし、この実験により、さらなる排出削減が進むことを政府は期待しています。
ちなみに、用語が似ているので分かりにくいのですが、温室効果ガス(GHG)排出削減のための政策ツールが炭素税、排出量取引制度などであり、資本主義の下、市場の仕組みや課税をつうじてCO2を減らす試みをカーボン・プライシングと呼んでいます。
世界で導入が進むカーボンプライシング(前編)炭素税、排出量取引制度の現状 | グリーン成長を巡る世界のビジネス動向 - 特集 - 地域・分析レポート - 海外ビジネス情報 - ジェトロ
温室効果ガス(GHG)排出削減のための政策ツールの1つとして、炭素税、排出量取引制度などで、カーボンプライシング導入が進む。制度それぞれの特徴や価格付けの実勢など、現状を追う。
今回は経済の仕組みをつうじた気候変動対策について英語で議論します。このワークショップの詳細は以下の通りです。
日時: 2022年10月8日(土)10時~11時30分
場所: オンライン
定員: 10名程度まで
費用: 初回または見学のみ: 800円~
教材は以下のHPでご確認ください。SDGsの各テーマに関する解説も含まれていますので、できるだけ、テキストを購入されることをお薦めします。準備なしでは設問には答えられないと思います。設問は参加予定者及びオンライン・サロン会員に送付します。
Japan starts carbon credit trading trial to meet climate goal
チケット
チケットは以下のYahooチケット・サイトから購入、もしくは銀行振込みでお願いいたします。
CO2排出量取引、東証で実証実験開始【SDGs英語ニュースについて議論する】第34回 10/8(土)10時@オンライン
銀行振り込みの場合、以下のサイトから用紙をダウンロードしてご利用ください。
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その他詳細は以下のnote記事でご確認ください。
解説
京都議定書の締結をきっかけとして始まった排出量取引制度ですが、複数のスキムがあり、一般の人々には制度の全容がわかりにくくなっています。そこで経済産業省がまとめた短い文書をご紹介します。
COP26 と排出権取引~国際排出枠取引の最新動向~
https://www.chubu.meti.go.jp/d34j-credit/platform/column/20210201column_cop26.pdf
上記のジェトロの記事が説明しているように、現在実施中の各国のカーボンプライシング事業により、世界のGHG排出量の21.5%がカバーされているといいます。この枠組みの中で、排出量取引制度は着実に成果を上げてきました。
東京証券取引所で実施される日本国内の排出権取引は始まったばかりですが、これに先駆けて、東京都では2010年4月、大規模事業所に対する 「温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度」(キャップ&トレード制度)を開始しています。我が国初のキャップアンドトレード制度であると同時に、世界初の都市型キャップ&トレード制度として、その成果は注目に値します。
ここから先は、ワークショップの参加者とオンライン・サロン会員、以下の記事購入者に送付します。