【解説と設問を発表】肉食による地球温暖化を抑止【SDGs英語ニュースについて議論する】第32回 9/24(土)10時@オンライン
ワークショップ第32回「肉食による地球温暖化を抑止」のご案内
「SDGs英語ニュースについて議論する」は今後のビジネス・社会の動向、国際関係を知るためには必須の内容です。今回のテーマはSDGsの13番目の目標「気候変動に具体的な対策を」です。
人間よりも羊の数のほうが多いといわれるニュージーランド。しかし、畜産国として知られるこの国で、牛や羊などの家畜の所持への課税が検討されているというニュースが入ってきました。地球温暖化と人口増でいよいよ「食糧危機」がやってくるかもといわれていますが、食料の生産・輸送・消費・廃棄自体も大変なエネルギーを使用します。なかでも肉食は家畜から出されるメタンガスなど環境への負荷が大きく、その見直しが始まっています。
気温の上昇は食料の収穫量を減少させるリスクがある一方で、食料システム自体も温室効果ガスを排出しており、食料の生産・加工・流通・調理・消費・廃棄の過程から排出される温室効果ガスは、全世界での排出量全体のうちおよそ3分の1を占める。
肉食と地球温暖化 ~肉類を控える風潮とフードテックの可能性~ | 牧之内 芽衣 | 第一生命経済研究所
最近では日本でも、スーパーで代替肉をよく見かけるようになってきました。明治以降、肉食が定着した日本ですが、食料を輸入に頼っているわが国でも食用肉の削減は「食料安全保障」と環境面から検討すべき事項です。今回は肉食と気候変動について英語で議論します。このワークショップの詳細は以下の通りです。
日時: 2022年9月日24土)10時~11時30分
場所: オンライン
定員: 10名程度まで
費用: 初回または見学のみ: 800円~
教材は以下のHPでご確認ください。SDGsの各テーマに関する解説も含まれていますので、できるだけ、テキストを購入されることをお薦めします。準備なしでは設問には答えられないと思います。設問は参加予定者及びオンライン・サロン会員に送付します。
New Zealand May Put Price on Emissions from Cows and Sheep
チケット
チケットは以下のYahooチケット・サイトから購入、もしくは銀行振込みでお願いいたします。
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その他詳細は以下の記事からご確認ください。
解説
スタンフォード大学とカリフォルニア大学バークレー校の科学者たちが開発した新しい経済モデルによると、畜産を廃止することは、「気候変動の軌道を逆転させるための最善かつ最も迅速に結果を出せる手段」であるそうです。
Phasing out animal agriculture represents “our best and most immediate chance to reverse the trajectory of climate change,” according to a new model developed by scientists from Stanford and the University of California, Berkeley.
Could going vegan help reduce greenhouse gas emissions?
オープン・アクセスのジャーナルに発表された論文によると「今後 15 年間に畜産を廃止すれば、2100 年まで に二酸化炭素の排出を 68%削減するのと同じ効果が得られる。これは、地球温暖化を産業革命以前の水準から摂氏2度までに抑えるために必要な純排出削減量の52パーセントを提供することになる」といいますから、できるだけ早く、いわゆる菜食主義に移行することは我々が取るべき進路のように見えます。
ここから先は、ワークショップの参加者とオンライン・サロン会員、以下の記事購入者に送付します。