[解説と設問を発表]ファッション産業と環境保護【SDGs英語ニュースについて議論する】第28回 8/20(土)10時@オンライン
ワークショップ第28回「ファッションデザイナーたち、環境保護のために素材を再利用」のご案内
「SDGs英語ニュースについて議論する」は今後のビジネス・社会の動向、国際関係を知るためには必須の内容です。今回のテーマはSDGsの12番目の目標「つくる責任 つかう責任」です。
“生産者も消費者も、地球の環境と人々の健康を守れるよう、責任ある行動をとろう”
私もつい先日参加したワークショップで再認識したのですが、ファッション・アパレル業界は世界第2位の環境汚染産業であるだけでなく、綿花の栽培に児童労働が使われたり、縫製工場などで多くの人権侵害が行われているといいます。アパレル産業が引き起こす環境問題に関しては、朝日新聞の記事が詳しく解説しています。
「世界2位の環境汚染産業」。アパレル業界は、国連貿易開発会議(UNCTAD)にそう指摘されています。衣服をつくって売るには、素材や原料の生産、紡績、染色、裁断、縫製、輸送、販売といった幾つもの工程が必要で、廃棄も含めて環境にダメージを与えることが多々発生しているためです。
現在、日本で販売される衣料の90%は輸入ですが、その衣料品の製造過程で、大量の資源が使われているだけでなく、大半の労働者が先進国では到底許されない過酷で危険な労働条件のもと働いていることを告発したドキュメンタリー映画が「THE TRUE COST」です。
映画は2013年に起きたダッカの縫製工場崩壊事故(死者1,127人、行方不明者約500人、負傷者2,500人以上)をきっかけとして製作されたそうです。
作中では、先進国で服が溢れ、企業が利益を上げる一方で、途上国の労働者が置かれる状況が一向に改善しない不条理を問い、消費者の物欲を過度にあおる広告や安価な商品を叩き売るファストファッションブランドなど、利益至上主義の企業を生み出した現行の経済システムを痛烈に非難
30年前と現在では、ファッション産業は激変していますが、多くの消費者は業界とSDGsの関係性について、あまりにも無知です。私たちの生活にかかわりの深いファッションがどのように環境・人権に影響しているか、一緒に考えてみませんか。このワークショップの詳細は以下の通りです。
日時: 2022年8月20日(土)10時~11時30分
場所: オンライン
定員: 10名程度まで 費用: 初回または見学のみ: 800円~
教材は以下のHPでご確認ください。SDGsの各テーマに関する解説も含まれていますので、できるだけ、テキストを購入されることをお薦めします。準備なしでは設問には答えられないと思います。設問は参加予定者及びオンライン・サロン会員に送付します。
チケット
チケットは以下のYahooチケット・サイトから購入、もしくは銀行振込みでお願いいたします。
銀行振り込みの場合、以下のサイトから用紙をダウンロードしてご利用ください。
業務に関するお問い合わせはこちらからお願いします。またイベント等へのお申し込み(銀行振り込み)用紙もここからダウンロードできます。
その他詳細は前回の記事でご確認ください。
解説
2021年11月に世界銀行は2021/2022年度のバングラデシュの実質GDP成長率を6.4%と発表しました。
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著しい経済成長を遂げているバングラデシュは「世界の縫製工場」と呼ばれています。一方でその成長を支えているにもかかわらず、その恩恵をほとんど受けず、身を削りながら働ている女性たちがいます。近年、ファスト・ファッションの醜い裏側を暴いた映画が次々製作されていますが、映画『メイド・イン・バングラデシュ』もそのうちの一つです。
1枚数千円で売られるファストファッション。低価格かつトレンドをおさえたデザインで多くの人に親しまれている。だが、ファストファッションがなぜ安いのかといえば、それは製造者たちが極端な低賃金で働かされているからだ。
「Tシャツ3枚分の月給」で1日1600枚のTシャツを作る女性たち。グローバル経済の不均衡を前に私たちにできること
ここから先は、ワークショップの参加者とオンライン・サロン会員、記事購入者に送付します。詳細は以下の記事から。