報道の自由と民主主義【Global Newsについて語ろう!】第39回 11/3(祝・水)10時@オンライン
チケット
【ワークショップ】
ワークショップは2021年10月8日に発表された以下のBBCのデジタル版英語記事を利用します。
The high-profile Philippine and Russian editors face threats and intimidation for doing their jobs.
この記事は日本語に翻訳されています。
ノルウェーのノーベル委員会は8日、2021年のノーベル平和賞を、それぞれの国で表現の自由のため「勇敢に闘った」フィリピンとロシアのジャーナリストに授与すると発表した。
SNSで多くの個人が自らの意見を自由に発信できることになった現代において、改めて「言論の自由」や「報道の自由」の重要性が問われています。2021年に、二人のジャーナリストにノーベル平和賞が授与されたことは、戦争と暴力が世界を揺るがし、その反省に基づき世界平和の構築を目指した20世紀半ばから現在までの人類の努力が一体何であったのか、検証させるような出来事であると思います。NHKの記事はそんな時代の空気を以下の記事で分析しています。
【NHK】ことしのノーベル平和賞。なぜジャーナリスト2人に贈られたのか。それぞれの国で報道の自由をめぐる壮絶な闘いの日々があった。
記事は、言論の自由が後退している現状に警鐘を鳴らしています。
「言論の自由」や「報道の自由」はロシアやフィリピンだけでなく、世界各地で後退し、国際的な課題となっています。国際NPO「ジャーナリスト保護委員会」によりますと、去年(2020年)投獄されたジャーナリストは世界全体で274人に上り、過去30年近くで最も深刻な事態となっています。
「1位 ノルウェー、67位 日本、138位 フィリピン、150位 ロシア、177位 中国、179位 北朝鮮 (「国境なき記者団」まとめ)そこにはそれぞれの国の「報道の自由」をめぐる壮絶な闘い」があるというのです。
報道の自由に限らず、学問の自由も日本では危機に晒されています。なぜなら、日本学術会議の任命拒否問題にみられる「学問の自由」「言論の自由」に対する抑圧も、岸田総理は「再考する予定はない」と冷淡だからです。
菅義偉首相が日本学術会議の会員候補6人の任命を拒否した問題の発覚から1年となる1日、「安全保障関連法に反対する学者の会」(発起人代..
そして新たに浮上したのが、匿名のSNSのアカウントを利用した世論の誘導が疑われる事件です。このニュースは、政治を動かす言論の自由が十分に守られていないのではないかという疑念を我々に抱かせています。
ツイッター上で、野党議員や、政権に批判的なマスコミに対し、誹謗中傷めいた批判を展開してきたアカウント「Dappi」。匿名のため正体はま...
10月末は衆議院選挙ですが、報道の自由、言論の自由の問題が、我々の生活にどう影響しているのか、やはり気になります。大きな政治イベントが目白押しの2021年後半、この問題について一緒に考えてみませんか?このワークショップに関する設問は、後に発表する有料記事の購入者、オンラインサロン会員、ワークショップ参加者に送付します。