コロナ危機と母親の失業【Global Newsについ語ろう!】第24回 7/17(土)10時@オンライン
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昨年から、働く女性と新型コロナの影響が心配されてきました。その理由は以下のように複数あります。
看護師、保育士、教師、スーパーマーケットの従業員、などエッセンシャルワーカーとして働く女性が多く、コロナ感染のリスクに晒されている。
ショップの店員、観光業、飲食業など、対面の仕事かつ非正規の業態で多くの女性が働いているため、新型コロナによる失業のリスクが高い。
新型コロナにより、保育園、幼稚園、小学校が休校になったり、リモート授業になったため、多くの働く母親がチャイルド・ケアを探すのが難しく、自宅に留まることを余儀なくされている。
多くの女性がパートナーより多くの家事を引き受けているため、ステイ・ホームでさらに家事の負担が増え、ストレスが増加。
新型コロナにより夫やパートナーが在宅で、また収入が減るなどの要因もあったため、家庭内暴力が増加傾向。
上記のどのファクターも新型コロナの影響が女性に重くのしかかっていることを表しています。しかし、とりわけ、経済界の関係者や企業が心配していることは、新型コロナが働く母親に与えた影響です。調査によると、パンデミックにより、米国では230万人の働く母親が仕事を辞めることを余儀なくされ、さらに、4人に1人が退職や仕事量を減らすことを検討しているというのです。
More than 2.3 million women have left the labor market entirely since the beginning of the pandemic in the United States, according to the National Women’s Law Center. And the numbers could continue to grow. According to a report from Lean In and McKinsey & Co., 1 in 4 women are considering leaving the workforce or downshifting their careers due to the impact of COVID-19.
そして、これらの女性の就業状況の後退により、それがパンデミック以前の状態に戻るのは2024年だと専門家は予測しています。
Studies estimate that employment for women may not recover to pre-pandemic levels until 2024.
そして、このことは、これまで順調に企業内でキャリアアップや昇進を果たしてきた女性のパイプラインを断つことになり、これまで社会全体が努力して勝ち得てきた職場における男女平等に水を差すものだというのです。
the added burdens at work and at home since the COVID-19 crisis began have pushed roughly 33 percent of working mothers to consider downshifting their careers or leaving their jobs altogether. In a workforce that generally begins at gender parity but drops off steeply throughout the promotion pipeline, a step back from employment—and a related drop in promotion rates for women—may upend years of progress.
また、これらの現状は、実は社会がこれまで「Unpaid Work]」と呼ばれる家庭内ケアの仕事の代表例である「母親業」を十分に評価してこなかった結果だとの調査報告があります。
「As a society, we may celebrate motherhood, but we don’t value it.」
「パンデミックと働く女性」の問題は米国だけでなく、日本、そして途上国も含めて同様の状況があります。それゆえ、コロナからの復興に関しては、より平等な社会を築くために「社会の再設計」が必要という提案が出されています。
あなたは、この現状に関してどう思いますか。皆さんで議論したいと思います。
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