【解説&設問を発表】スポーツと社会:大坂なおみ選手の軌跡【Global Newsについ語ろう!】第23回 7/10(土)10時@オンライン
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女子テニスの歴史を塗り替えたといわれる大坂なおみ選手。卓越したアスリートとしての能力もさることながら、昨年、今年と立て続けにコートの外での活動が注目されることとなりました。映画関係者や歌手などエンタメ世界の人間と違って、これまでアスリートは政治と距離を置くことが暗黙のルールでした。実際のところ、アメリカのプロ・フットボールリーグ、NFLは2016年に人種差別に抗議して、試合前の国歌斉唱時に片膝をついたコリン・キャパニック選手(当時サンフランシスコ・フォーティーナイナーズ。その後に放出され、現在は無所属)を処罰し、その後も彼はNFLでプレーが出来ていません。
「スポーツは善行のためのパワフルなプラットフォームだ。我々はそれを、然るべき効果的な形で使ってこなかった。我々にはこれらの明確な問題にもっとできることがあり、今後はそうしていく」
大坂なおみ選手はこのタブーに果敢に挑戦しました。BLM、人種差別への抗議の一環として、トーナメントの準決勝を棄権する意思表示を示し、世界から大きな称賛を得ることになりました。一方、国際オリンピック委員会(IOC)も五輪のっ競技の前後に選手が自らの「意見を表明」することを許可しました。
「東京オリンピック・パラリンピックで選手たちが抗議行為をすることについて、IOCはルールを緩和した。この変更により、選手たちは競技の前後に「意見を表明」できるようになる。ただ、競技中や表彰式、選手村では、そうした行為は禁止される」
【東京五輪・パラ】 選手らの抗議行動、IOCが規制を緩和
https://www.bbc.com/japanese/57717187
そして、今年、大坂なおみ選手はスポーツとメディアの関係性に対して疑義を表明し、記者会見をボイコットすると宣言しました。それに対して、プロテニスの主催者の反応は厳しく、当初大坂選手は他のメジャー・トーナメントから締め出されるのではないかと危ぶまれたものです。後日、メンタルヘルスの問題を告白し、トーナメントからも脱退しました。
この後、多くのスポーツ選手が試合後の記者会見での問題点を挙げ、改めて、スポーツとメディア、メンタルヘルス、社会との関係性がクローズアップされています。今回は大坂なおみ選手をとおしてみた「スポーツと社会」「個人と社会」のかかわりについて英語で議論します。
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