スポーツと社会:大坂なおみ選手の軌跡【Global Newsについ語ろう!】第23回 7/10(土)10時@オンライン
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メンタルヘルスの問題を全仏オープン中に公表し、全仏と全英オープンテニストーナメントを棄権することになった大坂なおみ選手。東京五輪には出場の意欲を示しているようですが、今回のコロナ禍は彼女の人生に大きな転機をもたらしました。2018年の全米オープン・テニスで優勝して以来、トップ選手として活躍してきた大坂なおみ選手ですが、NBAの元スター選手で人権活動に積極的に携わっていた故コービー・ブライアント氏と交流を深める中で、自身が持つハイチ、アメリカ、日本の3つの文化的背景、白人選手が多いテニス界での自身の立ち位置、いまだに人種差別が根強い米国でのマイノリティの権利などに大きな関心を持つようになりました。また、自身がスポーツで得た名声と社会的影響力をどのように使うべきかについても考えるようになったのです。
そして、昨年のコロナ禍で起こったBLM運動に参加し、2020年の全米オープン・テニスでも警察により殺害された黒人の犠牲者の名前を記したマスクを着けてトーナメントに臨んだことは記憶に新しいでしょう。今回の彼女の一連の行動はスポーツ選手とメンタル・ヘルス、メディア、ファンとの関係について新たな問題を提起したと思います。メンタル・ヘルスに関しては一般の人も無縁でなく、特にこのコロナ禍において注目が集まっている課題です。
AP通信の昨年の記事は彼女の精神的強さと成長を称える記事ですが、一方そのようなメンタルを保つための大変なプレッシャーは多くの現代人が抱えている悩みでもあります。今回は大坂なおみ選手をとおしてみた「スポーツと社会」「個人と社会」のかかわりについて英語で議論します。
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