【解説&設問を発表】米大統領式典にみる「文学と政治」【Global Newsについて語ろう!】第18回 6/5(土)10時@オンライン
「悲しみながらも成長した」2021年米大統領就任式典で自作の詩の朗読をした詩人アマンダ・ゴーマン。次世代のホープとして注目を集めた彼女がこの式典で果たした役割を紹介したのが、以下のAP通信の記事です。
この記事は「The Japan Times ニュースで深堀り英語vol.3」(20頁~)に転載されています。ワークショップの詳細は以下のnote記事からご確認ください。
文学と政治
前回のnote記事でアマンダ・ゴーマン氏がバイデン大統領就任記念式典で披露した詩とその朗読の様子を紹介しました。詩のスケールの大きさ、米国の歴史と未来を高らかに謳いあげたその内容に圧倒された人も多かったのではないでしょうか。以下のVogue誌の記事はその創作に至った過程や彼女の意図を余すところなく伝えていると思います。
大統領就任式典で自分に与えられた責任について彼女は以下のように語っています。
パンデミックに加え、アメリカで広がる人種間の軋轢や政治的な緊張が、私の作品にも新たな責任をもたらしました。もはや日常生活の小さな物を題材に詩を書くのでは不十分なんです。もちろん、そうしたものを題材に執筆することもありますが、いまの私の詩には「目的」が織り込まれていなくてはなりません。私にとってその目的とは、人を助けること、そしてこれまで闇に葬り去られていた問題に光を当てることです。
いまは、アメリカの人々を結束させる、そして未来に向けて力を合わせて前進する方法を探るチャンスです。怖くないなんて嘘をつくつもりはありません。でも、勇気とは恐れがない状態ではなく、恐れがありつつも行動することだと私は考えています。
こちらは式典終了後の彼女へのロング・インタビュー記事です。
彼女は詩の中にもメッセージを込めたように、将来、米大統領選に立候補する意思を表明しています。そして多くの政治家や著名人からもそれに対する支持を受けています。
Gorman has said that she wants to be president. She notes that she has the unofficial endorsements of Hillary Clinton and Michelle Obama.
Z世代を代表する若者である彼女に我々は何を見ているのでしょうか。このワークショップに関する設問はこの記事の購入者、オンラインサロン会員、ワークショップ参加者に送付します。