【解説&設問を発表】「バイデン大統領の就任演説を読み解く」Global Newsについて語ろう!第17回 5/29(土)10時@オンライン
ワークショップの詳細は以下のnote記事からご確認ください。
BBC Japanがバイデン大統領の就任演説の和訳をHPに掲載していました。
米首都ワシントンで20日、大統領就任式が行われ、ジョー・バイデン氏が第46代大統領に就任した。民主主義を祝い、国の融和と再生を呼びかけた演説を全訳する。
今回のバイデン大統領の就任演説の中で最も重要なメッセージはUnity(団結)です。無理もありません。2021年1月6日のトランプ前大統領支持者による米国会議事堂襲撃は、米国史上類を見ない大規模な国内テロであり、トランプ氏とバイデン大統領の得票差は僅か100万票でした。しかし、この襲撃により、いまひとつ熱烈さが欠けていたバイデン大統領への米国民の支持が強まった側面もあったと思います。
So now, on this hallowed ground where just days ago violence sought to shake this Capitol’s very foundation, we come together as one nation, under God, indivisible, to carry out the peaceful transfer of power as we have for more than two centuries.
また、2020年はパンデミックにより40万人が死亡、失業者や倒産が激増したうえに、ジョージ・フロイド氏殺害に端を発したBlack Lives Matter (BLM)が国内を席巻しました。その後も気候変動による災害が続き、その極めつけが議事堂襲撃だったのです。それゆえ、バイデン大統領の演説はトランプ前大統領の時代に後退したこれらの諸問題の解決を約束するものとなりました。
Few periods in our nation’s history have been more challenging or difficult than the one we’re in now. …
And now, a rise in political extremism, white supremacy, domestic terrorism that we must confront and we will defeat. To overcome these challenges – to restore the soul and to secure the future of America – requires more than words. It requires that most elusive of things in a democracy: Unity. Unity.
気候変動対策、グリーン経済移行のための大規模なインフラ投資、最低法人税率の引き上げなど、バイデン政権は次々に新しい施策を打ち出しています。2021年04月29日 (木)にバイデン大統領就任100日を目処として、NHKの解説委員が彼の就任演説での公約とその成果を照らし合わせて解説を試みたのが以下の記事です。
アメリカのバイデン大統領が就任してから100日が経過しました。これを前に大統領は... #nhk_kaisetsu
米大統領就任100日を迎える前後の支持率の比較でバイデン大統領の支持率は「ギャラップ社による調査では57%。オバマ元大統領やロナルド・レーガンには及ばないものの、トランプ前大統領よりは高い水準」です。ただ、政党間の分断は根強く、「バイデン政権は、民主党支持層の94%が支持しているのに対し、共和党支持層ではわずか11%」。分断の激しさは南北戦争以来と言われています。
しかし、NHKの解説でも述べられていますが、多くの外国メディアを驚かせたのは中庸と言われていたバイデン大統領の大胆な政策とその実行スピードです。
世界はまだパンデミックから立ち直れていませんが、大国アメリカのリーダーシップは世界の政治経済に大きな影響を与えます。あなたの意見はどうですか?
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