「日本でもBLM運動に勢い」【Global Newsについて語ろう!】第16回 5/22(土)10時@オンライン
【Global Newsについて語ろう!】第16回は「日本でもBLM運動に勢い」(Japan Black Lives Matter marches reflect shared sense of justice, U.S. envoy says)を使い、英語で議論します。このThe Japan Times紙記事は自身もアフリカ系アメリカ人である前駐大阪・神戸米国総領事のカレン・ケリー氏へのインタビューを中心に構成されています。
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この記事は後にThe Japan Times ニュースで深掘り英語 Vol. 2[2020 秋冬]のArticle 3-5(120頁~)に転載されています。今回はオンライン記事をもとに議論しますので、書籍を購入していなくても参加できます。申し込みは以下のYahooチケット・サイトからお願いします。
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「日本でもBLM運動に勢い」【Global Newsについて語ろう!】第16回 5/22(土)10時@オンライン
米国での警察によるジョージ・フロイド氏殺害事件を発端として生まれたBlack Lives Matter運動は世界各地に飛び火しました。米国での第二の公民権運動と言われた抗議運動の様子はSNSで瞬く間に拡散し、日本でも街頭での抗議運動が行われました。ケリー前駐大阪・神戸米国総領事は彼女の経験から、米国の人種差別の歴史、警察制度の問題点をインタビューで率直に語っていたのが印象的でした。彼女の回答の中でとりわけ驚いたのが以下の部分です。
「The African American community has long been talking about police brutality and overpolicing of minority communities, she added. It was easier to dismiss those complaints in the pre-social media age, but not now.」
「Many U.S. police forces now have military-grade weaponry and are trained to view the communities they patrol as hostile territory.」
「多くの米警察は軍隊と同じレベルの武器を装備し、彼らがパトロールするコミュニティ(有色人種が多く住むエリア)を「敵意のある地域」と見做すように訓練されている」というのです。これでは、まるで「米国の都市の内部で内戦が起きているような状態」であり、人種差別による隔離政策の歴史は非常に重い、と私は感じました。
日本のメディアでもBLMは取り上げられましたが、特に反響が大きかったのが、NHKのEテレ「バリバラ」の放送です。
以下、番組の紹介です。初回の放送内容は賛否両論を呼び起こしました。
「黒人への人種差別に抗議するBLACK LIVES MATTERムーブメント。動きは世界に広がり、大坂なおみ選手や八村塁選手ら著名人も賛同。日本でもデモ行進が行われた。一方で「日本には関係ない話。余計な問題を持ち込むな」といった声も聞かれる。番組では日本で暮らすアフリカルーツの人たちが自らの体験を語り合う。黒人差別の歴史やメディアの問題も交えながら、日本におけるBLMを考える」
以下の記事で説明があるように、出演者はNHKニュース番組内での黒人の差別的描写をも批判しており、このことがきっかけで、SNS上でかなり話題を呼んだようです。
自分が間違っている場合もメディアは自己批判をしない。とりあえず謝っておくという姿勢で謝る。だからテレビ不信が募る。そんな中でNHK「バリバラ」が黒人差別した別のNHK番組を自己批判。前例がない快挙だ!
日本でも国際結婚や移民は増えており、BLMは他人ごとではありません。この記事をもとに一緒に「人種差別」について考えてみませんか。ワークショップの設問はサロン会員、ワークショップ参加者及びnote記事購入者に公開します。