英語で学ぶ現代社会

英語で学ぶ現代社会

Share this post

英語で学ぶ現代社会
英語で学ぶ現代社会
[解説と設問を発表] 善と悪の経済学:資本主義は変化する【英語で学ぶ未完の資本主義】第14回4/20(日)20時@オンライン

[解説と設問を発表] 善と悪の経済学:資本主義は変化する【英語で学ぶ未完の資本主義】第14回4/20(日)20時@オンライン

2024年9月から始まった講座&ワークショップ「英語で学ぶ未完の資本主義」。第14回はチェコの経済学者トーマス・セドラチェク「善と悪の経済学」での主張をもとに経済学と資本主義との関係性について英語で議論する第1回です。このワークショップの解説と設問を発表します。

Global Agenda's avatar
Global Agenda
Apr 17, 2025
∙ Paid

Share this post

英語で学ぶ現代社会
英語で学ぶ現代社会
[解説と設問を発表] 善と悪の経済学:資本主義は変化する【英語で学ぶ未完の資本主義】第14回4/20(日)20時@オンライン
Share

Share 英語で学ぶ現代社会

aerial photography of large body of water across city with high-rise buildings at daytime
Photo by Carl Solder on Unsplash

Share

2024年9月から始まった「英語で学ぶ未完の資本主義」に関するワークショップの2025年4月のお知らせです。2025年4月20日(日)夜20時@オンラインで開催するワークショップ第14回は書籍「英語で理解する未完の資本主義」内で、「善と悪の経済学」の著者トーマス・セドラチェク氏へのインタビューが掲載されている第4章の前半のセクション「資本主義は変化する」(P92-97)を使い、英語で議論します。設問はこの記事の以下のセクションの内容も踏まえた形で設定しますので、書籍の購入がまだの方も、ぜひご参加ください。

善と悪の経済学:資本主義は変化する【英語で学ぶ未完の資本主義】第14回4/20(日)20時@オンライン

1989年12月、チェコスロバキアで起こった共産党体制崩壊をもたらした民主化革命ビロード革命《velvet revolution》の指導者であり、初代チェコ共和国大統領に就任したヴァーツラフ・ハヴェルに抜擢され、2001年にチェコの経済アドバイザーとなったのが、トーマス・セドラチェクです。当時、彼はまだ大学在学中の24歳でした。2006年には、イェール大学の学生らが発行する「イェール・エコノミック・レビュー」で注目の経済学者5人のうちのひとりにも選出されています。その後も、彼は異色の経済学者として、NHKの人気ドキュメンタリー・シリーズ「欲望の資本主義」にも登場し、日本でもその名前が知られるようになりました。

脱成長と欲望の資本主義

https://str.toyokeizai.net/books/9784492371343/

彼は経済学者でありながら、心理学他、複数の学問分野の知見から、現代の主流派の経済学の考え方に対して厳しい批判を浴びせています。とりわけ、経済学は「価値中立的な客観科学」であるとの主張に対し、経済学が価値中立であったことはなく、計量モデルに頼っている現代の経済学の限界について分析を試みた著書「善と悪の経済学」「続・善と悪の経済学 資本主義の精神分析」は世界的なベストセラーとなりました。

善と悪の経済学

https://str.toyokeizai.net/books/9784492314579/

続・善と悪の経済学 資本主義の精神分析

https://str.toyokeizai.net/books/9784492315064/

彼の主な主張は以下の記事からも知ることができます。

日本人と世界が知るべき経済学とモデルの限界

https://toyokeizai.net/articles/-/477332

「経済学が価値中立である」との主張はトランプ政権の経済政策を担うエコノミストたちの発言や政策の根拠となる経済モデルを見れば、その誤りは明らかです。

“トランプ関税”狙いは?経済政策のキーパーソンに聞く | NHK | WEB特集

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250403/k10014767831000.html

鳴り物入りで導入されたトランプ関税ですが、世界の株式市場の急落を受け、4月9日に発動したばかりの「相互関税」の措置を90日間停止する、と発表しています。トランプ政権は関税の導入により米国が「何兆ドルもの繁栄」を享受できると豪語していたのですが、発表後のわずか3日間で10兆ドルもの世界株式の時価総額が”蒸発”してしまったのです。

トランプマネー蒸発 方針転換 背景に金利急騰か【経済コラム】 | NHK

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250411/k10014774791000.html

一方、トランプ政権の誕生と欧州での極右政権の台頭は現在の資本主義体制の行き詰まりが原因であることは明白です。「未完の資本主義」のタイトルが示すように、資本主義をを支える経済学のあり方も再考を迫られているのだと思います。あなたはこの問題についてどう思いますか?一緒に考えてみましょう。

日時: 2025年4月20日(日)20時~21時30分

場所: オンライン

定員: 10名程度まで

費用: 見学のみ: 500円、初回参加者:800円~

【チケット】

チケットの申し込みは以下のYahooチケットサイトから、または銀行振り込みでお願いします。

善と悪の経済学:資本主義は変化する【英語で学ぶ未完の資本主義】第14回4/20(日)20時@オンライン

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01j7mpcxshd41.html

[注意]

なお、Yahoo Ticketでのチケット購入については、YahooIDが必要になりました。未登録の場合、SMSでの本人認証が求められる場合もあるようです。

チケット購入・販売におけるゲスト購入・クレジットカード決済の変更について - PassMarket

https://blog-passmarket.yahoo.co.jp/archives/wallet_20240409.html

SMSによる本人認証について - PassMarket Blog

https://blog-passmarket.yahoo.co.jp/archives/sms.html

【銀行振込での申し込み】

振込用紙は以下のサイトからダウンロードお願いいたします。

https://www.global-agenda-21c.com/contact

このワークショップの設問は参加申し込み者、サロン会員、有料ニュースレター購読者及び後日発表するnote記事購入者にのみ送付します。過去の【英語で学ぶ大人の社会科】ワークショップと同様の設問を設定しますので、以下のマガジンの2020年4&5月の記事(設問を公開しています)を参考にしてください。

【英語で学ぶ大人の社会科】世界の知性が語る現代社会

https://note.com/globalagenda/m/mb6e6207ceae6

このワークショップに関心のある方は以下のニュースレター@Substackに登録していただくと案内が届きます。

【英語で学ぶ現代社会】を無料ニュースレター@Substackで購読しませんか?

https://globala.substack.com/subscribe

【未完の資本主義】

2019年に出版されたインタビュー集『未完の資本主義』。その特徴は、現代社会で「知の巨人」たちと呼ばれる気鋭の識者7人に、「テクノロジー」と「経済」の観点から今後の資本主義の行く末について尋ねる内容となっています。

未完の資本主義:テクノロジーが変える経済の形と未来https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-84372-8

今回新たに、この書籍の英語版の内容と関連記事について月2回のペースでワークショップを開催していく予定です。以下、それらの識者のラインナップです。

◆ポール・クルーグマン(ノーベル賞経済学者)――我々は大きな分岐点の前に立っている

 ◆トーマス・フリードマン(『フラット化する世界』著者・NYタイムズコラムニスト)――「雇用の完新世」が終わり「人新世」がはじまる

 ◆デヴィッド・グレーバー(文化人類学者・ウォール街占拠運動の理論的指導者)――職業の半分がなくなり、「どうでもいい仕事」が急増する

 ◆トーマス・セドラチェク(『善と悪の経済学』著者・チェコ共和国経済学者)――成長を追い求める経済学が世界を破壊する

 ◆タイラー・コーエン(ジョージメイソン大学教授・経済学者)――テクノロジーは働く人の格差をますます広げていく

 ◆ルトガー・ブレグマン(ジャーナリスト・歴史家)――ベーシックインカムと1日3時間労働が社会を救う

 ◆V・M=ショーンベルガ―(オックスフォード大学教授・ビッグデータの第一人者)――「データ資本主義」が激変させる未来

英語版の書籍はこちらです。

英語で理解する未完の資本主義

https://book.alc.co.jp/book/b10029862.html

「インタビューの英語書き起こし」「日本語訳」「用語解説」「7人のインタビュー音声」をまとめた、「英語を学びながら、英語で学べる」1冊です。英語を使って勉学・仕事をしたり、最先端の知に関心のある人におすすめの内容です。

【解説】

上記の東洋経済の記事でセドラチェクは次のように述べています。

「機械論的・強権的な主流的経済学に対する批判の書と言ってよい。…経済理論は、いま問題にしている事柄にどれだけうまく適合するかを基準に活用するほうがよい」

現在の新自由主義的経済学の論理が長らく現代のグローバル資本主義で主流の位置を占めてきたため、私たちの感覚は麻痺していますが、経済学の考え方そのものは、この数世紀の間に大きく変化してきています。「経済学」自体は古代から存在してきたものの、資本主義登場後の「近代経済学」という視点から見るなら、やはりアダム・スミスから始めるべきでしょう。そして、以下の書籍はスミスから現代まで、経済学を動かしてきた主要な思想家の主張を分かりやすく分析しています。

はじめての経済思想史 : アダム・スミスから現代まで
https://shinshomap.info/book/9784065122273

近年でも行動経済学やフェミニスト経済学は、現状の経済学のパラダイムの批判から発展を続けています。

ここから先の情報、設問はイベントへの申込者、サロン/メンバー/有料ニュースレター会員、note記事購入者に公開します。

[解説と設問を発表]善と悪の経済学:資本主義は変化する【英語で学ぶ未完の資本主義】第14回4/20(日)20時@オンライン|Global Agenda https://note.com/globalagenda/n/n9cab681eb330?sub_rt=share_pw

This post is for paid subscribers

Already a paid subscriber? Sign in
© 2025 Global Agenda
Privacy ∙ Terms ∙ Collection notice
Start writingGet the app
Substack is the home for great culture

Share